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Vフォー・ヴェンデッタ(2005)

映画

時流に逆らってる感が否めないですが、「毎日文章をアウトプットするのはいいよ!」と高校の現文教師にオススメされたのもあって、ブログを開設してみました。当ブログでは映画や本の感想を中心に雑多なことを書いていこうと思っています。実はシン・ゴジラの感想が書きたくてブログを開設したのですが、一向にまとまる気配がなかったので、そちらはまた時間のあるときに書きたいと思います。Twitterスーパーコンピュータ群MuGi (@NeMobilis) | Twitter)やってます。

 

では本題。ジェームズ・マクティーグ監督作品(マジで誰だよ)『Vフォー・ヴェンデッタ

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脚本、製作のウォシャウスキー姉妹がビッグネームすぎて監督の印象があまりにも薄いのは仕方ないですね。実際映画もウォシャウスキー姉妹色がかなり強いです。ただし、マトリックスのようなアクション要素は薄めでメッセージ性が強め。いわゆるディストピアものに分類されると思います。

 

近未来のイギリス。そこは独裁者アダム・サトラー議長が支配するファシズム国家となっていた。テレビ局で働くイヴィーはある日、外出禁止時間に表を歩いていたところを運悪く秘密警察に見つかってしまう。そんな絶体絶命の危機を、彼女は“V”と名乗る謎の仮面男に救われる。しかし男は、1605年に国王の圧政に反発し国家転覆を図り失敗に終わったガイ・フォークスにならって、たった一人でサトラー政府に反旗を翻す狡猾非情なテロリストだった。次第にVのテロ活動に深く巻き込まれていくイヴィーは、やがてVとサトラー政府を巡る恐るべき因縁を知ると共に自分自身の内なる真実に目覚めてゆく…。*1

 

かなり中二病感満載です。しかもガイ・フォークスの話は日本人にはあまり馴染みがないので、割と人を選ぶかもしれません。ディストピアものというとどうしてもオーウェルの『1984年』と比較してしまいがちですが、本作は『1984年』と比較すると、ディストピア描写が物足りないと思ってしまいます。この映画では、多少の反乱分子がいるとかのレベルじゃなくて、かなりの人数が現体制に不満を持ってるっぽいんですよね。それじゃあVが特に何かしなくとも普通に瓦解するんじゃねーの...?

『1984年』の何がすごいかって、やっぱり”熱狂的信仰”の描き方だと思うんです。その白眉が「二分間憎悪」。やっぱりオーウェルすげえ。

でもさすがにウォシャウスキー姉妹が絡んでるだけあってシーン単位ではかなり燃えるところが多い。何千人という群衆がガイ・フォークスの仮面をかぶって軍隊に割って入って更新するところとか素直にかっこいいですよね。

この作品のキーになるのは「物語」でしょう。理念(ideas)もしょっちゅう出てきましたが、個人的には「物語」についての物語であったなあと思います。この映画、異様に作中でのキャラクターのエピソードが多い。プチ過去編というかそんな感じ。ガイ・フォークスの話自体物語化してる節がありますし、人体実験してた博士の日記とか、隣の独房の人の語りとか。Vの物語も彼の死とともに終わりを告げ、新たな時代の物語が始まる。

正直納得いかない描写も多いですが、それなりに楽しめる映画だと思います。あと、ナタリー・ポートマンが叫びだしたくなるくらい可愛い。坊主にしても超可愛いよ...。

片割れが女になったと思っていたら、いつの間にかもう片方も女になっていたウォシャウスキー姉妹ですが、なんだかんだ最近イマイチな作品が多いので今後起死回生の一発を撃ってくれることに期待したいと思います。

 

 

*1:all cinemaより引用