笹の舟を浮かべて遊んでる

映画や本、ゲームなどの話をします

英語学習 20221110

The EconomistのコラムページBartlebyゲーミフィケーションの問題点について触れられていた。

www.economist.com

非常に短い記事ではあるが、英語の勉強にもなったのでメモを残しておく。

論旨としては、ゲーミフィケーションは有用だし実際いろんなプロダクトに採用されているが、その採用には注意が必要で特に

1. 結果的に顧客のやる気を削ぐものになっていないか

2. 規制をクリアしているか(例えば米国では初めてトレードに参加した顧客の画面に派手なアニメーションを表示させる機能があるアプリから削除された)

3. 業務にゲーム的な機能を持たせることで従業員の労働環境を悪化させていないか(例えばAmazonの倉庫)

といった事柄に注意する必要があるといったものだ。

また記事中で紹介されていたAdrian Honの"You've Been Played"はかなり面白そうだ。

 

以下主に英語表現についてのメモ

Adding game-like elements to non-game activities is part and parcel of app design.

parcelはBrEで「小包」とか「ひとまとまり」といった意味だが、be part and parcel of Aで「Aの重要な部分である」という意味になる。

 

Gamification can work with the grain of a product, or against it.

ここでのthe grain of AAの木目、肌触りといった意味の不可算名詞であり、withやalongで「〜に沿って」、againstやacrossで「〜に交差して」といった用法で使うらしい。文意に沿って翻訳するなら、「ゲーミフィケーションはプロダクトの本来の意図に沿う時もあれば、そうでない時もある」くらいの感じか。可算名詞としてa grain of Aなどというときは、「少量のA」といった意味になる。

 

One reading app offers to unlock animations if users hit certain reading landmarks; if you present reading as a chore, a kind of mental flossing, you are telling readers they have the cultural hinterland of tapir.

これは調べてもよくわからなかった。hintelandはドイツ語由来でそのまま後背地と訳せるはずで辞書にもそのように書いてあるのだが、英国の一部新聞でbackgroundと似たような意味で使っているようだ。Collinsのページの下の方にある自動収集されたセンテンス"There's a whole cultural hinterland that I missed." Times, Sunday Times (2015)というのがある。ただなぜtapirなのかよくわからない。

 

他にも以下のような単語や表現を知った

gull A into doing: Aを騙して〜させる

prospectus: 案内書、目論見書

hector A into doing: 横柄に振る舞ってAに〜させようとする

paraphernalia: 辞書的には「道具一式」、とか「装備」といった意味になるのだが、もう少し俗っぽいニュアンスで「麻薬使用のための道具一式」とか「もろもろのがらくた」くらいの意味にもなるようだ。原義は「結婚して夫が与えた妻の動産」らしい。

badger A with B: BでAを困らせる

happily: 1. 幸福に(⇄unhappily) 2. 幸いなことに(foryunately) 3. 進んで、喜んで(willingly) 4. ほどよく、適切に

snug: cosyとsnugはどちらも場所と人の様子をあらわすことができるが、細かく言えば場所の心地よさを表すのにcosyが、人が心地よい気持ちでいる様を指す時にsnugが使われることが若干多いようだ。

armoury: 1. 兵器庫 2. 備蓄